代表取締役社長 宇野 清勝

 株式会社日本国債清算機関は、今世紀に入ってわが国の証券決済制度改革のプログラムが進展する中、国債市場の発展に不可欠な決済インフラとして、2003年10月に主要な証券会社、銀行、短資会社等の共同出資によって設立されました。金融商品取引法に基づき、金融商品債務引受業として免許を受けた上で、2005年5月から国債の決済、清算業務を行っております。設立時19社だった株主は現在35社になり、わが国唯一のユーザー所有の清算機関として運営しております。

 大量発行とグローバル化を背景に急速に発展する国債市場にあって、決済の「効率化」と「リスク削減」が重要な課題として浮かび上がる中、国際基準に合致した高度に機能集約された決済サービスを市場に提供し、わが国の国債市場の健全な発展と国際競争力の強化に貢献することが弊社の主な目的であります。

 最近の弊社の取り扱い実績をみますと、ネッティング効果により国債の資金決済金額は4分の1以下に圧縮されております。また、国債売買やレポ取引における弊社の債務引受比率は約6割に達する等、今や弊社を利用することが国債決済のデファクトスタンダードとなりつつあります。

 今後とも、弊社は国債決済市場の中核的なインフラ機関として、「安全性、効率性、利便性」の一層の増進を図っていくと共に、年々多様化かつ高度化する市場の皆様のニーズに的確にお応え出来る体制作りを心掛けていきたいと考えております。皆様のますますのご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

平成20年7月