代表取締役社長 園部 真

 株式会社日本国債清算機関は、日本国債店頭市場の安定性、効率性、利便性の向上に寄与するべく、証券会社、銀行、短資会社といったマーケットのメインプレーヤーによる共同出資により設立され、開業以来システムをはじめとする業務基盤の整備と経営の効率化をとおして、一貫して利用者の視点に立ったサービスの向上に努めて参りました。

 国際金融危機による未曾有の混乱とその収束をとおして、清算機関に期待される役割の重要性が今まで以上に注目されております。なかでも参加者破綻時等非常時における決済保証機能は、平時の決済効率向上機能とならび、我が国唯一の国債の清算機関である当社にとり、存在意義そのものであると強く認識しております。
 私たち日本国債清算機関は、これらの機能を常に十分発揮するための清算態勢強化を経営の最重要課題と位置づけ、強い意志と覚悟をもって邁進いたします。具体的には財務基盤の強化、ガバナンスの充実、利用者拡大のための制度整備を現実のものとするため、明確な実行期限設定のもと鋭意作業を進めております。また、業務運営をとおして培ったノウハウを生かし、国債取引の決済リスクを削減させるための現行ルールの改善に向けて、金融市場インフラとしての立場から積極的に関与、発言することにより、市場参加者の皆様にとってより魅力的な決済システムを実現させるため活動して参ります。
 以上のような取組みを通じて、我が国証券市場の国際競争力強化に貢献していく所存であります。
 皆様のますますのご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

平成22年7月